内憂外患(1)
またしてもユーロヴィジョンの話になり恐縮デス。
昨日からチケット販売も始まったようで、売り場に行列のニュース映像もありました。初日は6000枚のチケットが売り出されたようですが、1000〜2000ルーブルの安い席は発売から2、3時間で売り切れたとのこと。ちなみにお値段ですが、
リハーサルコンサート(昼・夜):300〜1800ルーブル
ファイナル:1000〜30000ルーブル
さて、こないだイエローカード出されたグルジアの話ですが、結局今回は自主的に出場辞退ということになった模様ですね。どーしてもアノ歌じゃなきゃ気が済まなかったんですなぁ。
つか、もともと今回は「出ない」て言ってたのを翻しての出場表明でしたからね、ダメモトでいっとけ!的なアレだったのかもしれません。
さあ、これで開催国ロシアは問題クリアですか!と思いきや、じつはもうひとつ、当局の頭痛のタネになりそーなのが、国内外の関係者各位が計画してるらしきゲイ・パレードであります。
ユーロヴィジョンは出場者、ファンともにゲイ系なひとがわりと多いことでも有名だったりするイベントでして、それゆえに今年はヨーロッパ中からみなさんモスクワに集結の予感なわけです。地元ロシアの活動家も、ユーロヴィジョンとリンクしてベラルーシの同志たちと合流し、ぜひともパレードに臨みたい、と意気が上がってる模様。
ところがロシアという国、一般市民の受け止め方はともかく、このテのことに対する当局の沸点は非常に低いのです。モスクワでいうと現市長はかなりお嫌いなようで、2005年から市内でのゲイ・パレード開催は禁止しちゃってるそうですから。
父ちゃんによると、ソ連の昔には(もしかしたら今も・・・?)同性愛者は現行犯逮捕だった*2というお国柄らしいし・・・(現行犯ってなに?なにしてたらダメなの?!)
いずれにせよ、ユーロヴィジョンを懐元に招き入れちゃったからには、昔かたぎの政治家さんらもちょっと考えざるを得なくなるんでしょうな。
そんなわけで、この町もふだんとは違った自由で開放的な雰囲気の味わえる5月になりそうなのですが、残念ながら今年のこの時期、ちょーど狙ったかのようにウチは留守にしてる予定なので、アタクシからは目撃談などの現場報告はございまっせん。
あしからずw