ディプロマティク

ねえさんのとこで、村上春樹エルサレム賞受賞スピーチのことを知りまして(ごめんよ!TBのやり方がわからん〜っ)、とりいそぎアプされてた「全文和訳」のほうを読んでみました。


村上春樹というひとの小説は、当時の流行もあって「ノルウェイの森」は読んでみようとしたことがあるんですが、元来の読書苦手(特に小説はダメ)な性格もあり、何か特に惹かれるものがあるでもなく、感情移入もまったくできず、とにかくもー読んでるのが苦痛で苦痛で、途中で放り出したことがあります。
彼が翻訳したフィッツジェラルド(たしか短編集だったと思う)はよかった覚えがあるんですけども。


さて、ブリトニーは「世の中には2つのタイプの人間しかいない。楽しませるひとと見てるだけのひと」と"Circus"の冒頭で歌ってますがまたブリかいw)「村上春樹とエルサレム賞(あるいは人間の三つのタイプについて)」という、先月(受賞スピーチ以前)に書かれた記事がありました。その中に、

政治は苦手と言いながら(実際に言ったかどうかは知らない)政治的感覚には優れている。
政治的バランスを保つのが上手なのは彼のこれまでの成功を見ればわかる。セックスや死という下手に書けば政治的問題にされそうなモチーフを多用しながら問題にされたことはない。


と。。
今回のスピーチの内容(翻訳ですけど)見たらですね、いや内容の是非は置いとくとして、
ほんっと、このひと巧いわ!と思っちゃいました。


ちなみに我が家ではこういうひとのことを"diplomatic"と呼びます。